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12周年記念インタビュー 明光篇 vol.1

第1回目の記事は
明光紗和子のインタビュー記事です。
先日当初あった下鴨に行く機会があり、アパートを探してきましたが、
ちょうど取り壊されて更地となっていました。

東福寺の頃のオンボロ町家も数年前に取り壊されました。

思い出が少しずなくなっていくのは寂しいですよね。
ではお楽しみください。

●なぜアロマトリートメントのお店を始めようと考えたんですか?


きっかけは友人が「アロマのお店をやりたい」と相談を受けたことが始まりでした。
実際に施術を体験してみるとすごく気持ちよかったので、開店できるなと思いました。

ちょうど、飲み屋さんの隅っこでアロマトリートメントをしているお姉さんと知り合った時期でもあって、お店を持たなくても簡単にどこでもできることに気付き、自宅のスペースを使ったスタイルで、まずは気軽な気持ちで始めようと思いました。
当時はまだそういうお店が少なかったこともあり、私自身も仕事もしていた時ですから、お小遣い程度で儲かればと思っていました(笑)。

それが今のお店に繋がっていくのですが、当時からお店の名前は「momo’s Aroma room」で、私には施術の技術がなかったので、店名やコンセプト、料金プランやメニューを決めたりと裏方中心でした。
そのお店は下鴨の近くの古いアパートの一室を借りて、その部屋に住みながら空いているスペースで施術をするような、プライベートと仕事場が混じり合うお店でした。

今のようなベットではなくお布団に寝てもらって施術する按摩(あんま)さんスタイルで。当時から何の根拠もなく、うっすらやっていけるとは思っていたんですが(笑)、まさかこんなに長く、大きくなるとは思っていなかったです。

投資をしているわけではなかったので、減るものは何もないし、やれるだけのことはやって、やめたらいいと考えていました。当時の仕事をうまく利用して、そこで知り合ったお客さんをアロマのお店に紹介したりもしました。そのお客さんがまた次のお客さん
を紹介してくれたりと、今でいう口コミのような状態がありました。お店を始めたのは5月頃だったんですが、初めてお客さんが来てくれたのが9月だったので、オープンの日を自分の誕生日に合わせて9月4日に勝手に決めました(笑)。

 

それから半年も経たないうちに毎日お客さんが来てくれるようになって、アパートの住民にも怪しまれるだろうなぁと思い、一年足らずで下鴨をあとにしました。町家だったら安くでお店ができることを聞いていたので、東福寺の京町家にお店を移すことにしま
した。

“リノベーション”とか言われる前だったので、今思えば最先端なお店だったと思います(笑)。